こんにちは、MOS(Microsoft Office Specialist)のがむです。今日は、Wordの文字カウントについてです。
この記事は、Word2016(Windows、Mac共)に対応しています。
Wordの文字カウントって合ってんの?
時々こう感じることはないですか?
私はよくありました。というのも、Wordでのカウント数と、他アプリ(GoogleドキュメントやPages、OmmWriter)とのカウント数が合わないのです。それでは困りますよね。
調べてみたところこれは、「Wordが文字を【英単語数+日本語の文字数】という複雑な数え方でカウントしているため」という事がわかりました。今日は、その内容を掴み、正しい文字数を把握する方法を身につけましょう。
文字カウントの位置
文字カウントで皆様がまず目にするのは、画面左下の項目だと思います。
※画面はMac版Word2016ですが、Windows版でも同じです。
もう少し寄ってみます。
「4文字」とあります。これ、おかしいと思いませんか? だって、先ほどの文章は、
「That is a hippopotamus.」
だったんです。4文字どころではありません。
これはWordが「単語数」を数えているんですね。Wordは、英語圏のアプリケーションなので、こういう数え方をするようです。
試しに、日本語で「あれはカバです。」と入力すると、
「8文字」と表示されました。日本語の場合は、単語ではなく「1文字ずつ」カウントしているようです。したがって、画面左下の文字数の表記は、
【英単語数+日本語の文字数】
ということになります。
これでは、他のアプリとズレが生じるのは当然ですし、第一正しい文字数の把握にはなりません。そこで、正確な文字数を把握するためにはどうすればいいか?
正確な文字数の確認方法
これは、簡単です。
・「校閲」タブ→「文字カウント」と選択してください。
・「文字カウント」ダイアログボックスが表示されます。
先ほどの4文字とは、赤枠内の「単語数」のことでした。
原文は、「That is a Hippopotamus.」ですから、
文字数(スペースを除く)は、20
文字数(スペースを含む)は、23
ということになります。
原稿提出の際に、「〇〇字以内」と規定されている場合や、「原稿用紙換算〇〇枚」を計上する場合は、スペースも含んで数えるのが普通でしょうから、上記「文字数(スペースを含む)」をチェックすれば大丈夫ですね。
※Windows版では、下記のような画面で表示されます。内容は同じですね。
英文の「a」が抜けていますが、お見逃しください!(汗)
「文字数(スペースを含む)」を常時表示させる方法
「いちいち「校閲」タブから確認するのは面倒。常時確認できるようにしたい!」という方は、「ステータスバー」にカーソルを合わせて右クリックをしてください。
このような画面が表示されますので、
「文字のカウント(スペースも含む)」にチェックを入れてください。すると…
「文字のカウント(スペースも含む)」も表示されました。
どちらも「文字」としか表示されませんので、仕組みが分かっていない人には「?」ですが(笑)、
これで、ご自分の文書内の正確な文字数を把握できます。
ちなみに、Wordは、選択範囲だけの文字数を知ることも簡単です。
文字数を知りたい箇所を選択するだけで、
このように分数のような表記で表示されます。便利ですね。
いかがでしたでしょうか?
仕組みが分かってしまえば文字数の把握は簡単ですよね。
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追伸…
今回の記事を書くにあたって「Googleドキュメント」や「Pages」についても改めて調べてみたんですが、あちらもなかなか優秀ですね。(無料アプリなのに!)
今度改めてWordとこれらのアプリを比較する記事を書いてみたくなりました。私たちは、Wordに何万円(Officeセット価格ですが)出しているわけですから、納得して使っていきたいですし、もし自分の用途において無料アプリで代替できるようなら、無理にWordを使わなくてもいいと思うんですよね。いや、私はWordからは離れませんよ。(笑)でもね…
というわけで、「Word」と「Googleドキュメント」と「 Pages」」の比較記事、いつか楽しみにしていてください。
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